ガンブリア宮殿で、ダイソンの創業者であるジェームズ・ダイソンが登場しました。
今やダイソンといえば紙パックのない掃除機を始め、扇風機、ドライヤーなどあらゆるものが商品化されています。
そのどれもが、今までにない発想から生まれたもの。
今回は、発明と改善がダイソンのすべてと語るジェームズ・ダイソンの格言たちやその考え方、どんな革命を起こしてきたのかについて紹介します。
ジェームズダイソンの格言をガンブリア宮殿でも
ダイソンの創業者であるジェームズ・ダイソンです。
ジェームズ・ダイソンが会社を設立して販売し始めたのは1993年。まだ20年もたっていないんですね。
ですが、ダイソンの起源である掃除機、紙パック掃除機の問題を感じ、新しい掃除機を作ろうとし始めたのは1978年。
かなりの長い年月を掃除機を完成させるためにかけているのです。
試作を5127回実施したという話も有名です。失敗してもあきらめない、そんな考え方がダイソンにはあるんですね。
そこで数々の格言、名言が生まれたんです。
・日常生活の中の不都合が、発想の源なんです。
・失敗を乗り越えて問題の解決策を探るそれが人生というものです。
・失敗を楽しんで、失敗から学びなさい。
成功からは学ぶことができません。・万策尽きてもうだめだと思う先に成功はある。
これらの格言があったからこそ、ダイソン掃除機のようなヒット商品をうみだしたわけですよね。
ダイソンの革命を起こした考え方
ダイソンは紙パックを使用しないサイクロン式の掃除機や羽のない扇風機、熱で乾かすのではなく風力で乾かすヘアドライヤーなど、家電業界にあらゆる革命を起こしてきました。
そんなそれぞれの家電の革命についての起源、考え方はというと・・・
ダイソン掃除機の革命とは?紙パックがない!
掃除機の根底を覆した革命的考え方。それが、掃除機の紙パックをしようしないということ。
「吸引力が変わらないただ一つの掃除機」というキャッチコピーが話題となったダイソン。
紙パック式の掃除機について、ダイソンはゴミの吸い込みが悪いといらだったことが始まりです。
紙パックにゴミが溜まっていたから吸い込みが悪かったわけですが、ゴミを捨てればいいという解決策ではなく、掃除機自体に問題があると考え始めました。
日常の疑問をきっかけにしてダイソンのサイクロン式掃除機が作られたのです。
ダイソン扇風機の革命!風はどうやって吹くのかその仕組みは?
掃除機の次に革命を起こしたのが扇風機、それが「エアマルチプライアー」。本来扇風機は羽で風を吹かせるというもの。
ですが、ダイソンの扇風機には羽がない。正確には本来ある扇風機のような羽がないということですが、見た目からすると羽がないようにしか見えませんよね。
ではどうやって風をふかしているのかというと、扇風機の円の下部に羽がありそこから周辺に風を広げています。
これもおそらく日常の疑問、逆転の発想で羽がない扇風機は作れないかというところから何度も試作して作られたものではないかと思います。
まさに常識破りの革命的発想ですよね。
ダイソンドライヤーの革命とは?
扇風機に羽がないことで革命を起こした次はドライヤーにもその技術を搭載。
このドライヤーの仕組みは、持ち手の中にあるモーターや送風ファンから送風口に向かって風が送り込まれ、筒の内外の空気を巻き込みながら風力を強め、吹き出すというようになっています。
扇風機と原理は同じですが、ドライヤーは本来熱をあてて乾かすもの。それを風力で乾かすことを実施したダイソン。
まさに革命!!
ダイソン創業者の語った言葉
何度も失敗を繰り返しながらもそれでも発明をやめなかったダイソン。
その創業者であるジェームズ・ダイソンはこんなことを語っています。これがまさに常識を覆す逆転の発想が商品化されるための考えなんですね。
「誰もが感じるように、きちんと機能しない製品に対して不満を感じます。デザインエンジニアとして、その不満を解決する方法に取り組みます。発明と改善がダイソンのすべてです。」
引用:https://www.dyson.co.jp/community/about-dyson.aspx
ダイソン掃除機の最新機は?
そんなダイソンの現在の最新機はこちら。コードレスクリーナーではv11という今までの吸引力より25%アップし、稼働時間も最長60分とかなりパワーアップしています。
最後に
家電業界に革命を起こしたダイソン。今までの家電の常識を覆す発想で、新しい商品を次々に販売してきました。
ただ、この常識を覆す発想は、日常の何気ない誰もが思う不満から生まれます。そこを解決しようと立ち上がったのがダイソンなんですよね。
逆転の発想もできないですが、そこから商品化するところがすごい。表にはあまりでていませんが、商品化されるまでに長い年月をかけて試行錯誤がされています。
その努力の結晶こそが、ダイソンの家電の数々なんですね。
また、新たな発想で家電の常識を覆してほしい。これから楽しみなダイソンです。